認知症の当事者が言われる「生きづらい」ことや「生活しにくい」ことは、どういうものでしょうか。
それは自らの意志とは関係なく、自らが望んでいない生活を余儀なくされること、
また社会や環境が整備されていないことなどです。
でも、誰もが一度は「生きづらさ」を感じたことがあるのではないでしょうか。
「生きづらい」ことや「生活しにくい」ことは、認知症の人に限らず、誰もが感じることです。
だからこそ私たちは“認知症を自分事”として考え、一人ひとりが人生の主人公でいられるような社会や環境を共に創造していきます。
想いをカタチにする場、素になれる居場所。
私たちは、2012年8月の開設以来ずっと、利用者のことを、ともに過ごす仲間だと考え「メンバー」と呼んできました。
介護する側、介護される側に関係なく、ここに集う「メンバー」として、日々活動をしています。
メンバーの想いを引き出し、一緒にカタチにしていきます。その時間を共に過ごすことにより、弱みさえも出せるような、素になれる居場所を作っていきます。
仲間と共に過ごす時間に価値がある。
私たちは、日々の「生きづらい生活」を「共に過ごす」ことによって彩のある日々にしていくことを大切にしています。
社会参加は、日々を彩るための1つの手段として取り入れています。
「社会参加も、仲間とだから楽しいし、価値がある。」
メンバーの声に耳を傾け、想いをカタチにするために、私たちは共に活動しています。
誰もが認知症になる可能性が示唆されている現在、認知症と共に生きることは前提です。
だからこそ、認知症の人を変えるのではなく、社会や私たちが変わることで、誰もが生きやすい社会へとシフトチェンジしていかなければなリません。
私たちDAYS BLG!は、メンバーとメンバー、メンバーと社会をつなぐハブ機能をもち、私たちの住む地域と再びつながる日々を過ごします。
私たちは、想いを実現できる場所として、新しいケアの考えを実践していきます。
私たちは、人をつなぐチカラ、環境をつなぐチカラをもって、メンバーと共に社会に飛び出し、社会とつながり、社会をケアしていきます。
私たちが自ら壁を越え、社会に私たちのことを伝えにいきます。
そして、福祉のイメージを変えていきます。